コラーゲンと言うと、まず美容成分が印象的ではないでしょうか。

しかし、皮膚、骨、腱などの組織を正常に保つためにも欠かせないもので、組織の生成・修復に重要な役割があります。

この成分は年齢とともに体内含有量が減り、それが体の老化や肌トラブルの原因となるのです。

また、関節痛との関わりがある成分としても知られており、なんと軟骨の約15パーセントがコラーゲンで成り立っているのです。

そのため、コラーゲンの減少がそのまま軟骨の減少に結びついてしまいます。

こうした年齢による減少を補うため、サプリメントなどで外部から補うことが求められているのです。

美容だけでなく、広く健康対策に用いられるようになり、だんだん、この成分に関する理解が深まってきました。

とくに重要なものとして、Ⅰ型とⅡ型があります。

美容目的におもに使用されるのはⅠ型で、皮膚、骨、腱などに含まれているコラーゲンです。

一方、関節痛に効果があるとされているのはⅡ型で、関節部分の軟骨を構成しています。

コラーゲンサプリメントを使用する際には、目的に合わせて選ぶ必要があります。

　・Ⅰ型　アンチエイジングや肌の乾燥、シワやたるみといった悩みに役立てたいとき

　・Ⅱ型　関節痛対策で選びたいとき

注意したいのはⅠ型の方が製造コストが安く、こちらのサプリメントが多くあります。

もともとのコラーゲンは分子量が大きいため、体内に吸収されにくいという弱点があります。そのため、メーカーによっては分子量を小さくしたコラーゲンを使用しています。したがって、本来のコラーゲンと低分子化されたコラーゲンでは同じ含有量でも効果が違ってきますので、「含有量」だけで比較検討するのではなく、「分子量」も見たいものです。

以上のように、コラーゲンとは

　・アンチエイジング、
　・関節痛、

など、年齢による体の衰えがもたらすさまざまな問題の対策に重要な成分なのです。

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